あの「公文書チェック」に算定基礎届が仲間入り!

あの「公文書チェック」に算定基礎届が仲間入り!

一斉休業ならまだいい・・・

新型コロナウイルスの影響で、一時帰休が多かった2020年。
同じ会社でも一時帰休している人としていない人がいたり、Aさんは3月から一時帰休につき 4・5・6月休業手当支給、Bさんは4月から一時帰休につき 5・6月休業手当支給というように、休業月が異なっていたり。
さらにコロナ月変に該当したり・・・とにかく複雑。

  • 7月1日時点で一時帰休等が解消しているか?

一時帰休が解消してない場合、報酬月額の算定時に休業手当等の支払いがあった月を対象とするため、
算定基礎届の作成はほぼ例年どおりの方法で比較的スムーズに作成できたのではないかと思います。
しかし、問題は休業が解消している事業所の算定基礎届。
一時帰休が解消している場合、「報酬月額の算定時に休業手当等の支給月を対象から除く」という作業が発生し、
かなり大変だったはず。

いずれにしても、誰が、何月に休業したのかを正確に把握しなければならず、
漏れがないように賃金台帳をくまなく確認し、備考欄への入力が必要でした。
そのため、「去年と比べて2倍かかった!」という声も。

例年以上に汗と苦労がにじんだ算定基礎届だったのではないでしょうか。

算定基礎届はまだ終わらない

電子申請してほっとするのも束の間、新報酬月額で計算した保険料を顧問先に案内するまで気が抜けません。
手続きが終了したら、『台帳』の個人情報へ新報酬月額の適用が必要となりますが、その前に欠かせないのが「公文書」の確認。
「イレギュラーが多かった今年は入念に確認したい」というのが、申請者の心境ですよね!?

ちょっと待って、やっぱり全部目視?
公文書と申請した内容(保存データ)を目で確認する、想像するだけで気が遠くなりそうです… 
決して、猛暑のせいだけではありませんよね(笑)
どれだけ目を酷使するんだ、算定基礎届!!!!!!(←心の叫び)

朗報!『台帳』でサッと自動で確認できる!!

あの「公文書チェック」機能に算定基礎届が仲間入りします。
2020年9月上旬に、「試用版」として提供予定です。
算定基礎届「公文書チェック」機能は、電子申請した算定基礎届について、申請後に発行された公文書と電子申請時に『台帳』で作成した算定基礎届の「保存データ」を比較し、それぞれの健保等級と厚年等級に相違がないかをチェックする機能です。
クリック操作だけでチェックでき、公文書と保存データを凝視しなくて済みます(笑)

利用イメージ  ※画面は変更する可能性があります。

  1. チェックする算定基礎届データの「詳細」をクリックします。
  2. <電子申請「申請データ一覧」画面>

  3. 「チェック」をクリックします。
  4. 申請した保存データを選択し、チェックを「実行」します。
  5. xml形式のほか、PDF形式の公文書についても、公文書チェックが可能となる予定です。
    但し、公文書は仕様が公開されていないため、突発的に仕様変更が生じた場合、『台帳』で対応できない可能性があります。予めご了承ください。


※ チェック後は、選択した保存データの情報を『台帳』へ反映し、新報酬月額・新等級に更新できます。