Q&A

未入金の請求データを貸倒処理したい

お問い合わせ内容

顧問先の倒産等により売掛金の回収が不可能になった場合、または顧問先企業の経営状況が悪く、顧問報酬の支払いが滞ったため契約解除した場合に、未入金の請求を貸倒として処理する方法を教えてください。

回答

未入金の全額を貸倒処理する場合

顧問先の倒産等により未入金の全額が回収できないことが明らかとなった場合は、下記の手順により貸倒の処理を行ってください。(損金算入のための要件や具体的な経理処理の方法につきましては、恐れ入りますが管轄の税務署にご確認ください。参考:国税庁HP

1.「事務所情報」→「入金区分」タブで、新しい区分「5 貸倒」を設定し「登録」します。(「入金台帳」でこの区分により集計をするために必要です)
2.「入金処理」→「未入金リスト一括登録」をクリックします。
3.「すべての未入力リスト」が表示されます。貸倒処理をする顧問先の未入金データを選択(複数選択可)し、入金区分は「貸倒」を選択し「登録」します。
4.「選択されたデータの入金処理を行いますか?」のメッセージは「はい」を選択し処理は完了です。
5.「顧問先台帳」を確認すると対象の請求が「貸倒」として処理され、請求残高が0円になっています。
6.「入金台帳」→「条件入力」で、「入金区分=貸倒」を選択→「実行」すると、貸倒分の抽出、集計が可能です。

備忘価額1円を請求残高に残す場合

備忘価額1円を控除した残額を貸倒処理する場合は、上記「未入金の全額を貸倒処理する場合」に加えて下記の処理を行ってください。(損金算入のための要件や具体的な経理処理の方法につきましては、恐れ入りますが管轄の税務署にご確認ください。参考:国税庁HP

1.「入金処理」→「変更へ」をクリックします。

2.貸倒処理をした入金データのうち1件を選択し、「変更・削除・特別な入金専用」で既に登録されている「入金額」を、1円引いた金額に上書きします。(例:33000→32999に上書き)その後「変更」→「OK」して画面を閉じます。

3.「顧問先台帳」を確認すると、請求残高が「1円」になっています。※未入金リストには表示されません。

4.債権の未回収が確定し備忘価格の1円を削除される場合は、手順2.にて入金額を元に戻してください。(例:32999→33000に上書き)

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