
過労死は大きな社会問題
2016年9月、電通の新入社員が自殺した事件が過労死認定されました。これを機に、長時間労働がさらにクローズアップされてきました。
これから年末年始に差し掛かり、業界を問わず忙しい時期になってきます。長時間労働せざるを得ないときこそ、従業員が安全に働くことができるよう配慮しないといけませんね。
一年の節目こそ長時間労働を振り返る
年末には「締めくくりや反省をする」、年始には「目標を立てる」経営者が多いです。
その時期の訪問時のネタとして、「残業しなくても業務が回るようにしませんか」と話をしてみるのはいかがでしょうか。
特に、保健指導の対象にもなっている残業80~100時間にかかるような事業所は、調査の対象になる可能性が高いです。改めて、36協定の特別条項の上限についても顧問先と話をしておく必要がありますね。長時間労働への対策について話を詰めていくと、顧問先によって方針は異なるはずです。
長時間労働への対策(一例)
- 一年変形労働時間制の導入
- 人員増強
- 体力的な負担を減らすための働き方(テレワーク等)の提案
具体的な対策について話をするための資料として、「残業時間の推移」を活用しましょう。
振り返り用の資料は賃金ファイルから
振り返りのための「残業時間の推移」は、賃金ファイルの処理MENUから出力できます。
※賃金ファイルで、毎月の勤怠データの登録あるいは取込が必要です。
※過去2年分のデータで表を出力するため、賃金ファイルの処理年を更新する前(12月のデータまでそろっている段階)に行って下さい。
(12月の給与データが揃わない場合は、12月データなしのグラフを活用ください)
なお、個人別の残業時間チェックには「残業チェック」機能を活用できます!
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