今回のバージョンアップ後、Cells給与のバージョン値は「V9.40」、
事業所ファイルのバージョン値は「V9.40」となります。
賃金台帳の要望に対応
・賃金台帳に有給残日数の項目を追加
・賃金台帳の印刷で、在職者のみ印刷できるよう対応
・年度を切り替えて出力する機能を追加
月60時間超の時間外労働の割増賃金率引き上げに対応するための
項目の追加・設定の変更
令和5年4月1日より、中小企業においても月60時間を超える時間外労働において割増賃金率が50%に引き上げられます。それにともなう対応を下記の通りおこないました。
【項目の追加】
・事業所を新規作成した場合に「60h超残業」の項目を追加①
・すべての事業所の基本項目に「60h超残業」の割増率の設定項目を追加②
【主な設定の変更】
事業所を新規作成した場合に「60h超残業」の項目追加にともない、「既定の時間外手当」に「60h超残業」の設定を追加
A4普通用紙に1名分の明細書にて項目の任意配置に対応(試用版)
A4普通用紙に1人分の明細書にて、項目の位置を変更できるよう対応
令和5年分以降の源泉徴収票の控除対象扶養親族の区分表示を変更
令和5年1月以降、扶養控除の対象となる非居住者である扶養親族の要件が見直しされました。それにともない、令和5年分以降の源泉徴収票の扶養対象親族の区分表示を変更しました。
区分01:16歳以上30歳未満、または、70歳以上の非居住者
区分02:30歳以上~70歳未満の非居住者で留学生
区分03:30歳以上~70歳未満の非居住者で障害者
区分04:30歳以上~70歳未満の非居住者で38万円以上の支払
※詳細は「こちら」をご確認ください。
令和5年分の源泉徴収簿に対応
令和5年分の源泉徴収簿に対応しました。
※「扶養控除等の申告」欄を「扶養控除等の申告・各種控除額」に変更し、「各種控除金額欄」を追加
不具合修正
V9.39で発見された不具合が修正されます。
NO | 処理ファイル・機能 | 内容 |
---|---|---|
1 | 源泉徴収票 | 2022年年末調整手続き終了時期以降に源泉徴収票の出力時の一時ブックの保存先を変更する。 |
2 | 源泉徴収票 | 源泉徴収票.xlsmを「×」で閉じると、裏で開いているマイナンバーファイル「myn○○.xlsm」が開いたままとなる。 |
3 | 「年末処理」内の複数処理ファイル | 賃金台帳、源泉徴収票、源泉徴収簿の保存データ作成後、作成したブックを開いて閉じた後に再度保存データを作成すると「オートメーション」エラーが発生する。 |
4 | 年調ソフト | 年調ソフトにて取り込み作業をおこなうと、「フォルダの中に年調ソフトから出力したzipファイルが見つかりません」とエラーメッセージが表示される。 |
5 | 台帳とCells給与のデータの登録と取り込み | 「台帳⇔Cells給与」データの登録と取込にて不一致データの確認>同一人物ボタンをクリックすると「Listプロパティの値を取得できません。プロパティ配列のインデックスが無効です。」エラーが発生する。 |
6 | 個人情報 | マイナンバーファイルに存在するデータが1000人を超えた場合に「TripleDESによる複合化に失敗しました。」エラーが表示される。 |
7 | 年末処理 | 年末調整>住民税総括表>データ読込>前年(2022年)データから読み込むを選択し、確認と変更ボタンより、特定の方を選択して実行すると、「実行時エラー1004 アプリケーション定義またはオブジェクト定義のエラーです。」が表示される。 |
8 | 年末処理 | ファイル集計で住民税総括表を確認すると市区町村が重複して表示される。 |
9 | 年末処理 | ファイル集計して住民税総括表を確認すると特別徴収/普通徴収退職/普通徴収乙欄の人数がおかしい。 |
10 | 年末処理 | ツール>ファイル集計>住民税総括表にて「確認と変更」ボタンから、サブファイルの社員の情報を変更しようとすると実行時エラーが表示される。 |
11 | 給与処理/振込依頼書 | ツール>銀行別振込依頼書の「銀行選択」で、12文字以上の銀行名が表示されない。 |
12 | 給与処理/月変チェック | ツール>月変チェックの月給者の2月分支払基礎日数が29日と表示されてしまう。 |